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1.提案に乗る。
2009-02-08 Sun 00:00
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1.提案に乗る。


「わかりました。私が囮として正面から仕掛けますから、先輩は背後から攻撃を仕掛けてください。」
「いや、私が正面から仕掛けます。あなたが背後から攻撃してください。私より君の方が一撃で仕留められる可能性が高いでしょう。」

先輩の冷静な意見が、気が動転していた私の心を落ち着かせてくれた。
火力と機動性を活かした一撃離脱戦法を得意とする私と、楯で防御して確実に一体ずつ仕留める先輩。
冷静になって考えてみれば、先輩の提案に乗って短期決戦を仕掛けて殲滅した方が結果的に沢山の人を救える。

「わかりました。私は迂回して背後を突きます。それまでお願いします。」



私は飛んだ。敵に気づかれないように路地やビルの中を使いながら、低空で、出来る限りの速さで。

遠くの方から何かが激突する音が聴こえた。先輩が時間稼ぎのために巨人と戦い始めたのだろう。
迂回などをしたけれど、あと1,2分もあれば背後を余裕でつける。


近づくと巨人が背に巨大なビルを背負っていた。どうやら先輩がうまく追い込んだみたいだ。
先輩もうまく立ち回り、巨人にビルを背負わせる状態を維持している。
私は巨人の死角側からビルに辿り着き、真後ろ斜め45度から巨人の首を切り落とすためにビルの壁面と水平に上昇を始めた。


私はビルの窓を破って中に入り、反対側の窓へ歩を進めた。
眼下では先輩が巨人の意識を引きつけていて、巨人は私の存在に気づいていないようだった。
巨人へ攻撃を仕掛けようと、私は窓を開けたその時、部屋の片隅から深緑の触手が襲いかかってきた!


不意を突かれはしたけれど、なんとか切り払うことに成功した。
だけど、触手をもつ敵は本体を叩かない限り滅することができない。
気なったけれど、こちらを後回しにして先輩を助けに行こうとしたそのとき。

「ほっほっほっ。これは可愛いお嬢さんだ。」
フロアに老人の声が響いた。辺りを見回したが、触手の残骸だけで人影は見当たらない。
「何者だ!」
「おまえさんの敵・・・といったほうが簡単じゃの。ワシが名は翁(おきな)。お前さんは?」
「お前に名乗る名前などない!」
声が段々大きくなっている。ということは翁とやらは近づいてきているようだ。
敵の正体は気にならなくもないが、眼下では先輩が押されつつあるので早く救援に駆けつけたかった。
「そんなに慌てなくとも結果は変わらぬよ。」
「どういうことだ!」
「なぜなら・・・お前さんはワシから逃げられないから・・・の!」

今度は無数の黒色の触手が襲い掛かってきた。
翁の声が聴こえたときから警戒していたので、さきほどのように不意を突かれることはなかった。

『この触手を片付けたらヤツを無視して先輩を助けにいこう』
そう考えて触手に斬りかかった。

が、黒色の触手は私の剣戟を弾いてしまい、逆に触手の一撃を全部受けてしまった。

「がは・・・」
触手一本の一撃はボクサーのパンチと同じぐらい。だけど本数が増えればその一撃は・・・重い。
瞬間的に呼吸ができなくなった私に触手は、間髪いれず攻撃を仕掛けてきた。
第2撃こそは横に転がることで運よく回避できたが、呼吸が整わない私に間髪いれず攻撃をしかける触手。
3撃、4撃は回避に成功できたが、5撃目で左脚が触手に掴まってしまい、6撃目は抵抗する方法もなく、私は触手に四肢を囚われてしまった。



「ほっほっほ。これは別嬪さんよの~」
部屋の入口から翁の声が聞こえたので顔を向けると、そこにはドス黒いオーラと黒い触手を纏った老人がいた。
どうやら私を縛る黒色の触手はその黒いオーラが具現化したものらしい。
「私をどうするつもりだ」
こんなところで時間をとるわけにはいかない。先輩が戦っている。
私は問わずにはいられなかった。
「さて・・・どうするかの~」
「とぼけるな!」
「とぼけておらん。本当に考えていなかったのじゃ。」

どうやらそうらしい。
翁の表情は演技ではなく、明らかに素だった。

「しかし、ワシの仕事を邪魔されたからの~。よし。」
何か閃いたようだ。

「おぬしに聞こう。奴隷になるか、ワシらの同士になるか。好きなほうを選べ。」
「どちらも断る。」
いくら生殺与奪の権利があちらにあるとはいえ、敵の傘下に入る気など更々なかった。
こうなったら

・・・先輩・・・みんな、さようなら。

私は舌を噛み切ろうとした。が、

「美人に死なれては困る」
翁から発する黒いオーラはボールギャグとなって私の最後の権利をも奪っていった。


「死ぬのはないじゃ。仕方ない、ワシが決めてやろう。」


3.奴隷<未完成>
4.同士<未完成>
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